今月号の特集は、日本復興計画PartⅢ及び営業学
思い出の論文として、1991年5月の「今こそ孫子」が掲載されている。
『孫子』(どうしても、孫氏と変換されるのだが、それはさておき。)には、日本的経営のほとんどすべての要素が網羅されていると言う。大前さんはかつて、『孫子』の英文解説書をつくろうとして、全13篇を「総論」「リーダーシップ」「作戦」「情報」、4つのカテゴリーに再編集した。
「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり」「国を全うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ」、
最上の戦とは、戦わずして勝つこと。目的は、戦うことではなく、長期的利益と長期的体質改善。日本企業が業界ぐるみ血で血を洗うような戦を行うことを1991年の時点で愚の骨頂と大前さんは表現されているが、悲しいかなその構図は20年経過した今でも変わりは無いし、しばらくはこの状況は続くだろう。無益な戦いと無駄な資源の浪費を避けよというのが『孫子』の教え。
「戦うべきと戦うべからずとを知る者は勝つ。勝ちやすきに勝つ」「算多くは勝ち、算少なきは勝たず」、
企業の力は基本的には経営資源(人、物、金)の量に拠る。限られた中では人、物、金を相手の最も弱い部分に対して、いかに投入するかが勝敗を分ける分岐点となる。攻めるときに徹底的に用途を限定して、圧倒的な量で戦い、勝ち、その勝ちを次の戦闘の資源とする。経営において、長期的視点が重要であることは今さら言うまでも無いが、その中でやるべきことの1つとして経営資源の量を増やすということ、頭の中に留めておきたい。
「兵とは国の大事なり」
結局、企業は人だな。
Spot on with this write-up, I truly assume this web site needs way more consideration. I’ll probably be once more to read way more, thanks for that info.
投稿情報: przeprowadzkowiec | 2013/02/17 09:18