(新しくなったGegengerade。)
我らがHSV見納めの前に、ハンブルクのフットボールシーンはこのチーム抜きには語れない、ザンクトパウリのスタジアム、Millerntor Stadion で最後の定点観測。
(芸術は爆発だ。)
かつて、15,600人だったキャパシティは、度重なる拡張工事により29,063人までに広がり、かの有名な掘っ立て小屋も今では完全にその姿を消し、初めてこのスタジアムを訪れたときとは、正に隔世の感。
(ゲーフラは爆発だ。)
この日は、幸運にもウルトラス陣取るホーム側ゴール裏での観戦となり、パウリの応援スタイルをじっくりと感じることができたのだが、一般的に応援が単調と言われがちなブンデスサポの中でも、ビートルズを生んだ地という自負もあってか、チャントのレパートリーが豊富で飽きさせない。
(Gegengerade のキャパは13,199、その内なんと10,126が立見。)
久しぶりに訪れて気付いたのが、スタジアムの売店の客を捌くスピードの早さ。ほとんどのサポーターがビールしか頼まないこともあるが、飲み物と食べ物は別の場所に配置されており、ビールの値段が切りのいい5ユーロ(Pfand1.5ユーロ)に設定されている。
前半が終わってからトイレに行って、ビールを買って、後半開始前に席に戻って来れることは特筆に値する。しかも、この日は満員。
(最後のHells Bells。)
Millerntor Stadion で思い出すのは、やはり2010/11シーズン、ブンデス1部でのハンブルクダービー。
今シーズンは、3位と勝点差が並ぶ6位で前半を折り返したザンクトパウリ。クラブとして、どうありたいのかは定かでは無いが、この立派なスタジアムとサポーターの入り、そして良好な経営成績を見ると、近いうちに毎年ダービーが見られるようになる可能性も十分に有る。
ハンブルクを離れても、定期的にウォッチしていきたい。
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