今月も、備忘録的に。
安倍首相には、恐らく自分なりに、日本のあるべき姿や国家観があるのだろうが、その国家観の前提となっている世界観が、そもそも間違っているという点が問題。
・日本経済の問題の本質は、お金がないことではなく、個人にも企業にもお金のニーズがない点にある。
・日本のGDPは中国に抜かれて、世界第3位に転落。かつては日本のGDPは世界全体の18%を占めていたが、今や6%前後に過ぎず、1人当たりGDPは、約370万円で18位。世界経済フォーラムによる国際競争力ランキング(2012年)は、2年連続で低下し10位になった。
・日本は先進国のなかで、どこよりも早く人口減社会に突入している。総務省が発表した人口推計によると、昨年10月時点で、日本の人口は前年比で過去最大幅となる28万4千人減となった。2020年頃には、年間に正味百万人ずつ、人口が減っていく。(1年間で和歌山県がひとつ消えるのと同じインパクト)65歳以上の高齢者の人口は、3千万人を超えて、総人口に占める割合は24.1%と過去最高となっている。
少子高齢化社会とは「低欲望社会」に他ならず、こうした現実を踏まえれば、今までと同じやり方では、日本経済の再生は不可能。
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