ユーロ・リスク (日経プレミアシリーズ)
白井 さゆり
EU(欧州連合)を構成する27ヵ国のなかで、域内共通通貨「ユーロ」を採用している17ヵ国[1]を、「国家の債務返済能力」(政府債務残高の対GDP比)と「純対外債務規模」(純対外資産残高のGDP比)の2つの指標から、財政危機に陥るリスクという観点で、「高リスク」「中リスク」「低リスク」の3つのリスク・グループに分類する。
2010年のデータを用いた分類によると、
高リスク・グループとしてギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペイン。
低リスク・グループとして、ドイツ、フランス、オーストリア、オランダ、フィンランド、ルクセンブルクとなる。
まず、「欧州財政危機」とは、イギリスなどを含むEU(欧州連合)の枠組みでは無く、そのなかでも実はユーロを使用している国で発生している問題であることを改めて理解することができる。そして、その「17ヵ国を1つひとつ理解していくのでは気が遠くなるほどの時間がかかるので、もっと簡潔にユーロの実情をつかめる方法」として、上記3つのグループに分けてみていくことを提示しているが、結果として1つひとつの国の実情をざっくり掴むには非常に適した内容であった。(2011年6月11日初版で、最新の情勢はキャッチアップできていないが、大勢には影響無い。)
今おこなわれている様々な支援プログラムはお金をあげている訳では無く、結局のところ借金であり、それぞれの国の成長性(GDP)と、歳出削減を含めた債務返済能力以外の何ものでも無いことが良く理解できた。
1.ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フィンランド、アイルランド、ギリシャ、ポルトガル、キプロス、マルタ、スロベニア、スロバキア、エストニア
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