ブンデスリーガ創立以来初の2部降格という尋常で無いプレッシャーとの戦いとなってしまった、今シーズンのHSV。この節を前に崖っぷちに立たされたケルンの不甲斐無さにより、最終戦を残しホーム最終戦でチーム創設以来続く1部残留が無事に確定した。実現すると、洒落にならないので、巷で噂されていたザンクト・パウリとの入れ替え戦という言葉は、ツイッターでもブログでも書くことは無かったが、誠に内心冷や冷やものであった。
今シーズンのホームゲームは3勝7分7敗で、1試合を残した暫定ではあるが、ホームゲームのみの順位では、スラウテルン、ヘルタに続き下から3番目とケルンを下回る不甲斐無い成績。シーズンチケット2シーズン目、己のパフォーマンスを振り返る意味で、全17試合を時系列で羅列してみる。(◎は、参戦試合)
2.HSVvsベルリン 2vs2
◎4.HSVvsケルン 3vs4
◎6.HSVvsグラッパ 0vs1
8.HSVvsシャルケ 1vs2
10.HSVvsヴォルフスブルク 1vs1
◎11.HSVvsスラウテルン 1vs1
◎13.HSVvsホッフェンハイム 2vs0
◎15.HSVvsニュルンベルク 2vs0
◎17.HSVvsアウグスブルク 1vs1
◎18.HSVvsドルトムント 1vs5
◎20.HSVvsバイエルン 1vs1
◎22.HSVvsブレーメン 1vs3
◎24.HSVvsシュツッツガルト 0vs4
◎26.HSVvsフライブルク 1vs3
29.HSVvsレヴァークーゼン 1vs1
31.HSVvsハノーヴァー 1vs0
◎33.HSVvsマインツ 0vs0
ということで参戦した12試合、2勝4分6敗(勝点10)。行かなかった試合は5試合、1勝3分1敗(勝点6)。去年も、行かなかった方が勝率が良かった覚えがあるので、チームにも増して己の成績の不甲斐無さが際立つところであるがそれはさておき、思い出深い試合は、Finkが新監督として就任した頃のホッフェンハイム、ニュルンベルクの2連勝。振り返ってみると、結局この2試合しか勝利を見届けていないという事実に涙せずには居られないが、槙野を見て、細貝見て、香川見て、宇佐美見て、岡崎見て、酒井見て、少なからず日々の生活へのエネルギーとなったことは間違い無い。
2008年より在籍、エースナンバー10番を背負い、昨年アウェイでのハンブルクダービーでの同点ゴール等、ここぞという場面でゴールを決める印象の強い、ムラデン・ペトリッチそして、2003年より在籍し、先日ブンデスリーガ出場250試合を達成、記者が選ぶファウルを貰うのが1番上手い選手でトップに輝き、いぶし銀のプレーでゲームを落ち着かせる不動のボランチ、ダヴィド・ヤロリム。今シーズンでチームを去る、レジェンド2人の最後のホームゲームとなったこの試合、ゲーム内容は非常にお寒い内容となったが、前述のように、敵手ケルンの敗戦濃厚が適宜スタジアムに伝えられ、ゲーム終盤以降はペトリッチとヤロリムのサヨナラゲームの様を呈し、万感の拍手の中でピッチを去る、降格が掛かった試合とは思えない演出でHSVに思いを寄せるサポータにとってグッとくるゲームとなった。そういう粋な計らいができる、Finkは本当に素晴らしい監督だと思う。来シーズンは、今シーズンのグラッパ如く、ヨーロッパリーグとは言わず是非ともチャンピオンズリーグ出場圏内を目指して爆進して欲しいものである。
HSV、今シーズンもありがとう。
そして、ペトリッチとヤロリム、今までありがとうございました。
最近のコメント