ヨーロッパの全ての国に行く、欧州制覇の旅を続けているが、訪れる国の首都には必ず行くようにしているので、ドブロヴニクに3泊4日の旅でもそれはそれは良い旅となったであろうが、クロアチアの首都ザグレブはどうしても訪れておきたい理由があるので、イースター真っ只中で驚くほど街は閑散としていたが、ドブロヴニクから空路ザグレブへ。
何とポップな、聖マルコ教会。向かって左はクロアチア王国、ダルマチア地方、スラヴォニ地方を表す紋章、右側はハンブルクのそれになかなか酷似したザグレブ市の紋章。群青色と赤茶色のタイルを使い、1880年に改築工事を行ったとき、新たにデザインされたという。今まで、数多くの教会を見てきたつもりだが、このような体(てい)はなかなかお目にかかることができない。
ちゅうことで、旅の目的はディナモ・ザグレブのホームスタジアム、ザグレブの東マクシミール地区に居を構えるマクシミールスタジアム。残念ながら、イースター週は土曜アウェイ開催で試合を見ることはできなかったが、フランスワールドカップの代表から外れ、ヴェルディから0円提示を受け世間から見れば終わったと思われた三浦知良が新天地として選んだのがクロアチア・ザグレブ(当時)。まさにこのスタジアムで行われたホーム開幕ムラドースト戦、チームは勝利するもカズはPKを外す。得点命のヨーロッパサッカーにおいて、このPK失敗がクロアチアでのその後を大きく左右したと個人的には勝手に思っているのだが、当時高3で大東京で連日受験に臨んでいたときにそのニュースを耳にしたこともあり、個人的には思い入れの深いマクシミールスタジアムを外から眺める。
三浦知良ファンとして勝手にかつて在籍したチームのホームスタジアムを訪れ、勝手に物思いに耽るという悪趣味の1つをここザグレブで久しぶりにおこなうことができたのだが、(ブラジルのサントス訪問の様子は、こちら)今でもこれなので当時は、相当何も無かったと思われるこの町でカズさんもサッカー以外では相当暇だっただろうなぁと勝手に感じた、ザグレブ1泊2日有意義な旅であった。
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