2012年4月のイースター休暇は、アドリア海の真珠と称され、ヨーロッパの人がバカンスを過ごす場所の1つとして有名な、ドブロヴニクへ。サマータイムに入り、最高のシーズン到来を今か今かと待ち望んでいるヨーロッパであるが、今年は4月半ばとなった今でも、未だ寒く天気もイマイチで、透き通った海で泳ぐには少し早かったようだが、旧市街の絶景とたくさんの美味しい魚貝を中心に十二分に満足できる2泊3日の旅行であった。
朝起きて、美しい景色を見ながら朝食をシャンパンと共に。部屋に戻って2度寝からの、街に出てのビール。小魚のフライ、イカやタコをつまみながら。部屋に戻って昼寝からの、ディナー。地元産のワインを傾けながら。そして、そのまま爆睡からの、翌日朝起きてシャンパン、、。
というのが、贅沢極まりない旅だと勝手に思っているのだが、そんな旅をするのに恐らく、ドブロヴニクは最高の場所。見どころは全長1940mの城壁で囲まれている旧市街に限られていると言っても過言では無く、旧市街からは少し離れているがビーチにホテルが立ち並ぶリゾート的な場所もあり、そこでゆっくりと時間を過ごすのも至福であろう。というか、1ヵ所に滞在して過ごすこのスタイルこそヨーロッパの典型的なバカンスのスタイルであり、だからこそドブロヴニクが最近キテイルのであろうと文章を書きながら1人で勝手に納得。
ちなみに、そのようなヨーロッパのおじさんおばさんと同じような休暇の過ごし方をするのは、年を取ってからで良く、未だ若い(つもり)うちは、限られた時間をできるだけ将来への自分の糧となるような刺激を受けることができるよう、たくさんの場所を訪れる為に使いたいと思っており、実践しているつもり。
(猫さん曰く、何を仰っているのですかと。)
ドブロヴニクの街を歩いていて思ったのが、青空市場に見られるように地元の人が生活の場とする姿と、ヨーロッパ有数の観光地としての姿が絶妙に絡み合っていて面白いなと。街の本屋にあった写真集で見ることができたのだが、まさにこのドブロヴニクの旧市街が戦争により砲撃を受けたのが、たった十余年前の1991年。そして、1667年には大地震により大きな被害を出しているとのことだが、そのような爪痕を感じさせることの無い今の姿が、このドブロヴニクの大きな魅力では無いだろうか。
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