海外に暮らしていて、嬉しいことの1つが友人がわざわざ訪ねて来てくれること。2010/11シーズンより、香川がドルトムントへ移籍してからというもの、サッカーに興味がある友人を連れて行く場所としてドルトムント戦は正しく鉄板。過去2回、ホームでのブレーメン戦とアウェイ、ハノーヴァー戦は何れも香川がゴールを記録している。
ということで、友人との香川詣での第3回はACLではアウェイにも駆けつけると言う、熱狂的浦和サポの絵里さんと一緒に雰囲気含めてブンデスリーガの中で好きなスタジアムの1つであるケルンへ。月曜の朝、バイヤンファンのドイツ人に「香川よかったな!」と言われる程、驚愕のパフォーマンスを見せ、2ゴール1アシスト(お洒落)を記録した香川の姿を目の当たりにし、またしても危うくドルトムントファンに成りかけた日曜の夜であった。危ない、危ない。
ケルンのスタジアムは、急勾配で非常にコンパクトにまとまっており、後ろの席からもピッチを十分に近く感じることができるのだが、結果的に言うとケルンの事故の様な先制点から前半ですぐに追いつかれ、後半に入りピッチを変えて目の前で繰り広げられた香川劇場。勿論、周りが良いから輝くのであるが、常に受けてからどうするかを考えながら細かくボールを受けに走り、引っ掛かっても良いから常にトラップは前へ運ぶ意識が素晴らしいなと。そして、今回感心したのがその決定力の高さ。ゴールエリア付近に来たチャンスボールは、ほぼ確実に決める。1点目も難しいが、2点目もあんな感じで右から来たボールをそのまま右足で決めるのは結構難しいんだけど難無く決めてしまう。もうすぐに迫った、2011/12シーズンの大一番、ドルトムントvsバイエルン戦での香川の活躍が楽しみで仕方が無い。
ということで、我らがチョン・テセであるが、この日は残念ながら出番は無し。その中で、香川が獅子奮迅の活躍をし、心底悔しかったものと想像する。1vs3になった時点で、即効で投入しても良さそうなもんだが、先制点を挙げたノヴァコヴィッチとキング、ポドルスキーの交代は無く、そのままズルズルと1vs6で試合終了。個人的には、ケルンの得失点差がHSVを下回ることになったので嬉しい限りであるが、なかなかこの2人を置いて信頼を得る迄には至ってないなというのが正直な感想だが、アップ中など相変わらず積極的にチームメイトとコミュニケーションを図っている姿が見受けられ、これからのシーズン終盤残留争い、必ずチャンスは来るだろうから是非とも頑張って欲しいものである。(頑張っても良いけど、試合は負けてくれ。)
最近のコメント