ドレスデンからの帰り道、ゲーテやニーチェ、森鴎外が学び、学芸の町として有名なライプツィヒへ寄り道。中央駅Hauptbahnhofで、Twitterで当地在住の方に教えて貰った、カレーブルストCurrywurst(美味い!)食って、ゲーテや森鴎外が通った、1525年創業のアウアーバッハス・ケラーAuerbachs Kellerで酒を飲んだだけの自分が語るのもおこがましいが、東ドイツ民主化運動の発祥地ライプツィヒは、歴史ある非常に魅力的な町だと感じた。
さて、ドレスデンでのサッカー観戦を諦めてまで行きたかったのが、かつて音楽の父ことバッハが音楽監督(トーマスカントル)を務め、今もそこに眠るトーマス教会で行われる、民間のオーケストラとして世界最古、ライプツィヒのゲヴァントハウス管弦楽団(オーケストラ)のコンサート。銅像を見て、ぞくぞくっと来たのは大隈重信候以来だ。
この日の曲目は勿論バッハ作曲の、クリスマス・オラトリオWeihnachts-Oratorium。全6部、約2時間30分から成るこの曲は、教会暦に沿ってクリスマスから顕現節(1月6日)にかけての日曜祝日に1部ずつ分けて演奏されるのが本来で、この日はどの部分だったのか定かでは無いが、トーマス教会少年合唱団とのコラボ宜しく、贅沢この上無い、師走の時を過ごさせて頂いた。ちなみに、ソールドアウトとなったチケットは数週間前に1番高い席がたまたま数枚残っていたようで、メールでやり取りして無事にゲットし、当日引き換え。
音楽室に居た体(てい)のバッハ。せっかくドイツに住んでいるのだから、ドイツ音楽のベーシックな所は本当に学んで帰らないといけないなと真面目に思うと共に、ゲーテやニーチェ、それより先に先ずドイツ語をやらないと本気で人として不味いなと強烈に感じた、歴史あるライプツィヒの旅であった。
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