ドイツ生活も、もうすぐ4年。恥ずかしながら、ドイツ語は全くできない。
朝の駐車場。いつも挨拶を交わす程度の、サラリーマン風のおっさんが車を降りて来て、どうのこうのとドイツ語で。適当にリアクションを取りつつ、どうやら右後ろのタイヤが凹んでいるらしい。詳細と対応策も説明してくれたっぽいが分からず。とりあえず、昨日までカインプロブレムだったので、タイヤが凹んだままの車でそのまま会社まで行く。
ディーラーに英語で電話して、修理へ。受付のお姉ちゃんに英語で状況を説明。詳細が良く分からないので、非常に説明しづらいが、とりあえず修理工の兄ちゃんが登場。どうのこうのとドイツ語でやり取りを交わし、(こちらは例によってリアクションのみ)空気を入れたりの修理が始まる。一段落したところ、どうやらさらに詳しく見るとのことで別の場所へ車が運ばれ、別で待機。しばらくしたところ、兄ちゃんが再登場し、どうのこうのとドイツ語で説明を始める。基本的に、最初から分かっていないのだが、内容も内容なのでここで観念し、Do you speak English?と聞いてみるも、どうやら話せない。ただ何とか、We fix it.と笑顔で言ってくれたので、何とかなるんだなと安心したところで、兄ちゃんがまた別の場所へ。さらに何かをやるようなのでとりあえず待つ。何分か経過したところ、スタッフ風のおっさんが登場し、英語で詳しく説明をしてくれる。どうやら、タイヤに釘が刺さっていたらしい。応急処置は済ませたものの、近いうちにタイヤを替えるべきとのこと。刺さっていた釘を記念に頂く。
夜の駐車場。いつも車を横に止めるお姉さんが先に帰宅したようで、車の中から挨拶を交わす。ちなみに、このお姉さんが可愛い犬を飼っており今日もご一緒の帰宅。車を降りて、家に向かうところで入口のところに人が居て、ドイツ語で何かを叫んでいる。良く見るとそのお姉さんで、両手が塞がっているのでドアを開けてくれと英語で。そう言えば、このお姉さんには昔、車のバッテリーが上がってどうしようも無かったときに色々と助けて貰ったことがある。
ということで、旅行で海外に行くとその国の言葉が英語で無い国でも英語でコミュニケーションを取るのだが、ドイツに住んでいると、住んでいる身で後ろめたいということも多々有り、まずはドイツ語でのコミュニケーションとなる。(仕事は英語)長年住んでいると、シチュエーションと数々の経験により、だいたい何を言っているのかは分かるので大過無く、時は過ぎ去っていくが、ちょっと込み入った内容そしてこちらからの発信となると困難な状況に陥ってしまう。ちなみに、ドイツ人(特にハンブルク)のほとんどは英語を話せると思って頂いて問題無い。
ドイツに来る前は、長年日本に住みながら日本語を全く話さない(らしい)ジーコを揶揄などしていた身だが、今となってはそんな自分が恥ずかしい。神様ごめんなさい。来年こそは(と言い続けて早4年)、残り少ないドイツ生活、他のことを犠牲にしてでも日常会話程度のドイツ語習得に精を出したいと思っているのだが。。。それもこれも全て良い経験であることには違いない。
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