「おとうと」をベルリナーレのメイン会場、ベルリナーレプラストで鑑賞。普段は、ミュージカル等で使用されているので千何百人のキャパを誇るのだが、これまた、昨日のゴールデンスランバーに引き続きほぼ満員御礼。
少なくとも私の周りの人はみんな泣いていた。日本人は1人だったが、彼女は泣いていた。右のドイツ人おばさんなんて、声を挙げて嗚咽していた。左のお母さんは、鼻を噛みまくっていた。日本では優に百万人を動員しているらしいので、内容についてはとかく語る必要も無いと思うが、ここはまるで日本かと錯覚するくらいの雰囲気だった。本当にみんなが泣いていた。映画もマーケティングを考えて作られていることは間違いなく、今回は字幕がドイツ語だったのだが、日本で百万人を動員して且つ、ドイツ人をも泣かせるって凄くないですか。驚愕しました。家族や友人をこれでもかと大切にするドイツ人なので、そこは差し引いて考える必要がありますけど。まぁ、最高です。
ちなみに、銀熊賞「キャタピラー」のチケットを会場まで行けばゲットできる様子であったが、あまり日曜の夜に見る映画じゃないような気がしたので止めました。戦争の映画は、基本的にはポジティブな感じには成り得ないので。相当に落ちます。
この週末、ベルリンで過ごした2日間は日本の持つポテンシャルを感じずにはいられないものであった。リーマン界も負けずに、世界に臆せず頑張っていきましょう!
ちなみに、携帯で写真を撮るシーンは、こちらでは間違いなくウケますよ。そして、吉永小百合さんには会えませんでした。残念無念。ミーハーですから。
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