ICEで1時間強、我らがHSVの初アウェイ観戦。あのキーパー、オーラ持ってんなぁ、と思いながら、痛恨のドローに落胆し帰路に就いたのだが、その彼がこのゲームの数日後、自殺した。
最近、サッカー選手が亡くなることが多いような気がするが、このような形でそのようなことを初めて体感することとなった。「ドイツ代表GKが自殺」というニュースをネット上で知り、内容を追っていくとハノーファーの選手だと言う。まさかと思い、調べたところつい先日のHSV戦で活躍していたエンケ選手であった。信じられないという表現が最も適しているのだと思うのだが、しばらくPCの前で呆然としてしまった。
ドイツでは、追悼番組等このことが大きく取り上げられ、14日のAマッチデイに予定された代表戦も中止となった。病を抱え、娘さんを早くに亡くされという状況にあったそうだが、まさしくバリバリの現役に訪れた悲劇に何とも言えない絶望感が国中を覆った。
ハノーファーは、来場者数世界一を誇るメッセ(展覧会)で有名であるが、この日のスタジアムが満員となったようになかなかのサッカー熱を持つ模様。というか、現在のブンデス・リーガはおそらく世界一客が入っているのであるが。
ドイツには、離れたサポーター席にコールを掛けて、それを返して繰り返すというパターンがあるのだが、自分のように大挙して押しかけて、スタジアムの半分を占めたHSVサポーターのコールに対して、ハノーファーサポーターが呼応するという非常にいい雰囲気の「ダービー」であった。中央駅からのアクセスも良く、まさしくブンデス・リーガ観戦の穴場スポット。
自分はこの試合を一生忘れないと思うし、これからもよりサッカーを愛し続けようと思う。
御冥福をお祈りします。
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