リヴァプールvsブラックバーン@アンフィールド
ようやく厳しい冬が通り過ぎた今年のイースターは、「訪れておくべきところ」プレミアリーグの強豪、リヴァプールのホームスタジアムであるアンフィールドに足を運んだ。ここリヴァプールはビートルズを生んだ街として有名であるが、例によっていろいろなバーでビールを飲んだ以外は、ほとんど観光らしい観光はせず・笑 リヴァプールは、飛行機で乗り込むということがなかなか難しいのであるが、自分はロンドンに飛行機で入り、そこから電車で約2時間半程。ヴァージンの飛行機に乗るのは1つの夢であるが、偶然にも今回は電車に乗ることができた。ロンドンのユーストン駅から各地に展開している。
この日の試合は、1989年4月15日のFAカップ準決勝で96人が亡くなったヒズルボロの悲劇から20年ということで、キックオフ前に黙祷がなされ、BBC等の各種メディアでも特集が組まれていた。そういうこともあってか、試合の方は、開始直後のフェルナンド・トーレスのワールドクラスのゴールを始まりとして、下位ブラックバーンに対して一寸の隙を見せず、4vs0の完勝。今週の、チャンピオンズリーグ、アウェイのチェルシー戦を備えてジェラードを温存した上での、最高の結果となった。
最近、色々なスタジアムには行くものの、自分が最も求めているそのスタジアム、そして街が持つ独特の雰囲気というものを十分に体感させてくれるスタジアムはなかなか無かった。ヨーロッパでそれを最も感じることができたのが、セルティックパークなのであるが、アンフィールドはひさしぶりに出会えた「最高」の舞台であった。かの有名なYou'll never walk aloneをバックに颯爽と入場してくるその姿。拍手と声で選手を鼓舞するその姿。サッカーファンならずとも、1度は訪れておくべきところとして推薦できるに十分な場所であった。日本のスタジアムをここを目指すべき。
昨年のユーロでの活躍により、一気に頭角を現しつつあるフェルナンド・トーレス。この日、1点目はロングパスを胸でトラップして振り返りざまのボレー、そして2点目はクロスをきっちりと頭で競り勝って決めた。試合後、ホテルで見た実況で、「世界でいちばん上手いストライカー」的な英語が鳴っていたが、空席であった自分の中での世界最高のストライカーにメデタク就任されました。
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