「世界中の人びとが本当に勉強しなければならないのは、敵対的買収の仕方やその防衛策の検討ではなく、『生きた友好的M&A(非・敵対的M&A)で、アフターM&Aの会社の人間を幸せにする』ための地道な経営実行である。」
「経理マン」なら知らぬ人はいないと言っても過言ではない、著者の書き下ろし小説。小説とは言っても、城山三郎を代表とする企業小説とは違い、経営に携わっていない人にとっては、面白くも何ともないのではないかと思えるのだが、ひさしぶりに本棚に置いておきたいバイブル的な本に出会った。現代にビジネスマンとして生きる人にとって必要十分な知っておくべき知識が網羅的に記載されており、各分野を勉強するきっかけとなり且つそのモチベーションをも上げてくれる。人生の中で師とも呼べる先輩・上司と出会えるかどうかって物凄く重要だなと改めて感じると共に、日々勉強せないかんなと。
「利益力世界一」をつくったM&A―企業価値最大化に賭けた男たち | |
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