読書の秋。いわゆる、「読書論」的な本を読んでみる。これ、大学受験時代に、このひとやこのひとに習った。大学時代に先輩に負けじと本を読み始めた。彼等に感謝。只、読むべき本を全く読めていない現状をこの秋に少しでも改善できたらなと思ふ。
「二流の本は、再読したとき、奇妙に色あせてみえるものである。それは、読者の方がいつの間にか成長し、本の背丈を追いこしてしまったのである。精神が啓発され理解が深まったのである。変わったのは本ではなく、読者の方である。本とこういう再会をすると、失望を味わうのはやむを得ない。
もっとすぐれた本の場合は、再会したとき、本もまた読者とともに成長したようにみえるものだ。読者は前には気づかなかった、まったく新しい事実を数多く発見する。これは最初の読みかたが悪かったのではなく、最初に見すごしていた別の真実が見えてきたのである。最初の読書で発見した事実は、読み返しても、やはり真実であることに変りはない。」
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