2009年の世界陸上を観戦して以来の、首都ベルリンのオリンピアシュタディオンを訪問。"また"降格してから1年での1部復帰を果たしたヘルタ・ベルリンの試合を観戦し、ブンデスリーガ1部全スタジアム訪問のアップデートをしておかねばならない。
7万4千のキャパシティを誇り、1936年ベルリンオリンピックのメイン会場となった由緒あるこのスタジアムは、毎年ドイツカップ決勝が行なわれ、2014/15シーズンのチャンピオンズリーグ決勝の舞台となることも決定している。
1部と2部を頻繁に行き来するエレベーターチームの様相を見せるヘルタ・ベルリンであるが、泣く子も黙る首都ベルリンをホームとするブンデスリーガ有数の人気クラブ。この日は、地理的に近いHSVとの対戦ということもあり、6万4千を超えるサポーターで埋まった。
開幕2試合を1勝1分と、昇格チームとしては順調なスタートを切ったベルリン。CL組のレヴァークーゼンから移籍し、アウクスブルク時代の恩師ルフカイ監督の下、本職のボランチでスタメンを張る細貝が活躍。互いに点が入らず我慢の試合となったが、選手交代を機に後半30分に先制点を挙げたベルリンがそのまま守り切った。
ブンデスリーガは、毎週のリーグ戦が相当なプレッシャーの掛かったビッグゲームだ。
細貝にとって今回の移籍は、ワールドカップ云々は関係無く、チームの中心として毎週の試合に向けて準備をし、熱いサポーターと一緒に90分を全力で戦っていく素晴らしい経験、チャレンジになっているなと感じた。
(1万人を超えるサポーターが足を運んだHSV。試合後、シーズン開幕直後とは思えないような悲壮感が漂う。)
ブンデスリーガ創設以来、唯一、降格の経験が無いHSVは1部在50周年の記念すべき試合だったが、(申請するも)ホームでやらせて貰えず、昇格組のベルリンから勝点を獲ることができなかった。
次節は、ホームのブラウンシュヴァイク戦。
絶対に負けられない戦いとはまさにこのことである。
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