5回目のイースター休暇は、スペインのバスク地方を訪問。ビルバオの空港に降り立ちそこからバスで、大西洋に面した人口わずか18万人の小さな町サン・セバスチャンへ向かい、街中にある小さな立ち飲みバルをハシゴしながら食べ歩く。
飲み歩く。
当初はバゲットパンを土台にして玉子焼きや、肉や、魚類を載せて落ちないように楊枝で刺したつまみを一般的にピンチョスと呼んでいたのが、おつまみの小皿料理の総称として使われるようになった。
ピンチョスと呼ぶのはバスクの文化圏だけで、スペインのその他の地方では、タパスと呼ばれる。
飲みものと1、2品のピンチョスを頼んで、食べ終わればすぐに次のバルに行くのがふつうなので、食べ歩き、飲み歩きには持って来い。
ただ、夜はどのバルも混み気味なので、お目当ての色々なピンチョスを楽しむのは昼にして、夜はのんだくれるのが?いいかも。
バスクの代表的なピンチョス、「ヒルダ」。
オリーブとアンチョビや酢漬けの青唐辛子が一緒に楊枝に刺さったもの。
うまい。
バスク地方で作られるフルーティーな白ワイン、「チャコリ」。
バルでチャコリを頼むと、ワインの香りがコップの中で引き立つように、威勢良く高い所からグラスに注いでくれる。
うまい。
サン・セバスチャンが、世界に誇る美食の町となったのは、わずかここ10年ちょっとの話。
主だった産業もなく、観光の目玉になるような世界遺産や美術館もないこの町が集客の目玉として「美食」に焦点をあて元々、海の幸も山の幸も豊富な場所に食を文化にしようと街や国をあげての取り組みが実を結んだ結果だと言う。
世界一路面飲食店が密集するストリート、旧市街のフェルミン・カベルトン通り。
のんだくれにはたまらない。
止まらない。
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