原発ゼロを目指すのなら50%節電を国家目標とすべき[*1] 9月に原子力規制委員会が発足したものの、結局のところ原発再稼動については誰が判断するのか未だに明確にされず(もしくは、しようとしていない)、互いに言いたいことを言っている現状の意味がよく分からないが、大前さんは下記の通り主張する。
原発依存度を0%にしたいなら、日本の選択肢は1つしかない。電気使用量を少なくすることだ。といっても、経済活動を妨げるだけの単なる節電ではなく、一気に「5年以内に電力使用量を50%削減する」という目標を打ち上げるのだ。
「原発ゼロでも夏を乗り越えた」というのは原発停止に伴って発生した費用のほとんどを電力会社に負担させている点で違うよね、という話で前提の部分の共通理解ができていないので(もしくは、しようとしていないので)原発 or 脱原発で議論の進み様が全く無い(争点にもならない)のだが、原発が必要無いレベルまで電気使用量を少なくするという大前さんの考え方は正に、
その発想は無かったわ。
実際は、50%を目指せば2010年の原発比率(26%)に匹敵する30%の節電を達成できるというところまで考えられ、その方法論として超省電型の家電機器の開発等、ワクワク感のある話であり、そのようなビジョンを示すことができる点、やはり凄いなと。そして、実際に進めて行くべき話だなと。
[*1] http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120904/321877/?rt=nocnt
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