学生時代は縁も所縁も無かった、2013年に創立100周年を迎える、通称ワセオケの名で親しまれている(らしい)早稲田大学交響楽団のベルリン・フィルでの公演へ。ドイツ、オーストリアの12都市をめぐるヨーロッパ・ツアー2012の一環として行われ、日程は震災前、既に決まっていたというが3.11、追悼演奏会として行われた。
●曲目
R・シュトラウス:アルプス交響曲
R・シュトラウス:《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》
由谷一幾:和太鼓と管弦楽のための協奏曲
例によって、音楽に関してはどの素人であることを事前にお断りしておくが、アルプス交響曲を聞いていて、やるなぁと思ったのが率直な感想。その曲調もあってか、非常に美しい音色。プロのオーケストラに何ら劣ることは無い。休憩が入りティルの演奏、これがまた素晴らしい。その後、太鼓が登場し、ドイツ人にとってはある種、奇異に思えるのかもしれないが、太鼓が入ったオーケストラが何とも言えない、力のある郷愁感に浸らせてくれた。
たくさんのブラボーからも分かるように、日曜の朝にも関わらず、満員とは言わない迄も会場をほぼ埋めたドイツ人を十二分に満足させ、指揮者の震災を意識したドイツ語でのスピーチ後(内容は聞き取れず)、アンコール3曲は『荒城の月』、『八木節』、『ベルリンの風』。荒城の月の素晴らしさは言うまでも無く(そう言えば昔、会社で荒城の月を口笛してるドイツ人が居たな)、必ずしも盛り上がることが良いことでは無いと思うが、八木節からのベルリン定番の行進曲であるベルリンの風での手拍子、口笛、指笛を交えた会場全体の盛り上がりは今迄に体験したことの無い類のものであった。演奏後のまさしく全員でのスタンディングオベーションも凄かったなぁ。
この雰囲気を造り出したワセオケのみなさんと彼らを温かく迎えてくれたドイツ人のみなさんを非常にリスペクト。そして、そのような雰囲気の中で全く取り乱すこと無く、凛としているワセオケのみなさんを見て若者恐るべしやなと。
この日の公演はベルリン・フィルのデジタルコンサートホール[1]で無料中継され、(いつまでかは分からないが)アーカイブされている。
1.http://dch.berliner-philharmoniker.de/ja/concert/2955/tanaka-strauss-yutani
震災から1年。ベルリン・フィルだけでは無く、ドイツのいろんな所で追悼、チャリティーのイベントが行われた。このような日本への継続した支援に感謝すると共に、自分は直接、震災の影響を受けた訳では無いが、これからも前を向いていこうと思えたとても有意義な3.11であった。
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