ニュルンベルクから電車(ICE)で約50分。ローマ時代以来の古都で、長い間戦禍を受けず歴史的な建造物の多くが形を残す、レーゲンスブルクへ。地球の歩き方には、バイエルンで最も重要なゴシック建築云々と紹介されており、重要かどうかはその人次第だろうと突っ込まずには入られないが、街に大きくそびえ立つニュルンベルクの大聖堂はかなりの圧巻でドイツでも随一のものと感じたが、今回は割愛する。
レーゲンスブルクで大聖堂を差し置いて語るべきは、ソーセージ。何と、ここレーゲンスブルクにはドイツ最古という歴史的なソーセージ屋が軒を構える。ドイツ最古というのがどれくらい古いかと言うと、何と11世紀。チェコはプラハのカレル橋のモデルとなったというレーゲンスブルクに架かる石橋を建設する際に、ドナウ河畔に飯場として造られた歴史的な焼ソーセージ専門店がそれ。ちなみに、ここのソーセージに付けて食べるゼンフSenfはお手製とのこと。
ドイツ飯と言えば、ソーセージとビール、ビールとソーセージを思い浮かべる人も多いと思うが、残念ながらそれは全く持っての正解で、予想に反せず、ソーセージとビール、ビールとソーセージはドイツでの生活に欠かせないものであり、しかも、ビールは勿論、ソーセージに関しては、本当に美味しい。前日、ドイツで最も美味いと言われるニュルンベルクのソーセージを食べたばかりだが、ここヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘHistorische Wurstkücheのソーセージはそれに匹敵する程、美味しかった。
レーゲンスブルクは、人口約13万人と規模は小さいが勿論、街のあちこちで、クリスマスマルクトが開かれている。地球の歩き方には、「ドナウ川を眺めながら小ぶりの炭焼きソーセージとビールを味わえば、この町に来てよかった、と思わずにはいられない。」とあるが、正しくその通りで、世界遺産にも登録されている旧市街と大聖堂も有り、ドイツに済むものとして1度は訪れておきべき場所では無いでしょうか。
(ニュルンベルクに近いから、たまたま行っただけだが偉そうに言ってみる。)
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