オリンパスの件については、Financial Timesでも連日、かなりの紙面を割いて報道されているが、さすがと思った記事があるのでメモ的に。
◆新聞を読んでいて、まず目に入ったのが次のようなグラフ。
Nikkei 225 companies with largest ratio of goodwill to net assets
Latest quarter (Multiple)
OLYMPUS /////////// 1.1
SoftBank //////// 0.8
JT /////// 0.7
NSG ////// 0.6
KIRIN ///// 0.5
◆
Olympus is the only company on Nikkei 225 index where reported goodwill (Y168bn) exceeds net assets (Y151bn).
オリンパスのB/Sに、ボーダーフォンの日本国内携帯事業を買収したソフトバンクやガラハーを買収したJTを優に上回り、日経平均構成銘柄で唯一、純資産を超えるのれんが計上されていることを指摘する。その意味は、こちらに詳しいが、のれんと純資産という相当ざっくりとしたレベルで、日経平均で唯一という事実は、「何か怪しいよね?」と伝えるには十分過ぎる事実。イギリスのメディアであること然り、そのスピード感然り、そして目の付け所そのもの然り、その他諸々、文字通り感心したと同時に、さすがに監査法人も気付くだろうと思ったことは言うまでも無い。
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