今月号の特集は、特集1訣別、特集2「リーダーの条件」が変わったPartⅡ
国家も企業も環境が激変して想定外の危機に直面し、これまでの知識・経験・常識が通用しなくなっている今の時代に必要なリーダー像として大前さんは最近、2010年8月に起きたチリ鉱山落盤事故を例に取り、従来の延長戦上でしか答えを見つけられないタイプ、”トンネル(T)の出口の明かり(A)を目指す(M)”、つまり「TAM型」のリーダーでは無く、トンネルの出口は見えず、薄明かりすらない絶望的な事態でも、柔軟な思考で解決策を打ち出して打開できるタイプ、”チリ(C)の鉱山(K)落盤事故からの脱出(D)”、つまり「CKD」型のリーダーが必要としている。
大前さんは、何かとこのようなネーミングを付けるのを好まれており、今回の場合は(も?)ネーミングそのものは微妙だが、個人的には「Howでは無く、Whatの構築力」という言葉で理解しているリーダーとして必要な能力は、ビジョンを示すということを含めて本当にこれに尽きるなと思う、今日この頃である。
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