スタヴァンゲルからバスごとフェリーに乗り込んだり約6時間の旅を経て、旅の最終目的地、人口約24万人ノルウェー第2の都市ベルゲンへ。13世紀から16世紀に建てられ、当時のハンザ商人の隆盛を今に伝える木造家屋が並ぶ一帯ブリッゲンは世界遺産に登録されている。
名産である干しダラの輸出でかつて急速に発展したベルゲンは、街の中心部に魚市場を持ち、新鮮な魚介類がその場で食べられる。ノルウェーは捕鯨国でクジラも売っているのだが、物価の高さと相まって?、売ってる魚の高いこと高いこと。なけなしの金をはたいてエビ4匹を焼いた奴を買ったが、ざっくり円で言うと800円くらいしちゃったのである。
魚市場の近くにあるケーブルカー乗り場から上るフロイエン山から見たベルゲンの街。ノルウェー最大の港湾都市として、こじんまりとはしているが山あり海ありで哀愁漂う、とても素敵な街。ベルゲンの人は、どこから来たかと尋ねられると、「ノルウェーから」ではなく「ベルゲンから」と答えるらしいが、その気持ちわかるなー。
オスロで発生したテロ事件からちょうど1ヵ月のこの日、町には半旗が掲げられていた。日本の消費税に相当するVATの税率が25%(ドイツは19%)で家計と企業が得ている所得のうち税や社会保険として国家に納める金額の割合を示す国民負担率が56.4%(日本は40.6%)と他の北欧諸国と同様に高く、いわやる高福祉高負担の国家とされる一方、1人当たりGDPの金額は9.5万ドルと世界トップクラスで日本の3.8万ドルと比較し遥かに高い経済水準を保っているノルウェー。街を歩いていると、噂通りの物価の高さにまず驚くが、この国そして他の北欧諸国から日本が学べること少なくないのでは無いかと思う。
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