ドイツは、サポーターというそれを含め、あらゆるカテゴリーでサッカーが盛ん。この日は、初めて女子ブンデスリーガの試合を観戦。我らがHSV女子は、HSVのトップと同じユニフォームそして同じテーマ曲で入場。音響は悪いが、その日も周りのサポーターと同様に、HSVをトップと同じように応援する動機を与えるに十分なコンディション。
この日試合が行われたスタジアムは、トップのホームスタジアムから程良く近いところにある、HSV女子が主戦場としているスタジアム。横では、HSVのアイスホッケーやらブンデスリーガの4部辺りの試合やら、日本がお手本としているドイツのスポーツクラブのシステムが如何に充実しているかを感じさせるに十分な環境。
この日も、ヨーロッパチャンピオンのポツダムが相手とあってかどうか、(そもそもこの人数が多いかどうかも分からないのだが。)2,000人がキャパのスタジアムに、789人のサポーターが集い声援を送った。近年、なでしこジャパンの活躍により、マスコミへの露出度が急増した女子サッカー、男子のそれと同じくドイツが世界トップクラスであることは良く知られており、最新のFIFA女子ランキングではアメリカに次ぐ2位。来年、地元で開催される6回目の女子ワールドカップでは勿論、優勝候補の一角として挙げられる。残念ながら、開催都市にハンブルクの名は挙げられていないが、女子というカテゴリーではあるものの、自国開催のワールドカップでどのような雰囲気を味合うことができるのか、今から楽しみである。ちなみに、HSV女子の選手もポツダムの選手もふつうに可愛い選手が多かったことは特筆しておくべきことかもしれない。
さて、昨年より日テレ・ベレーザよりポツダムへ移籍し、ドイツで闘う若きサムライ達の1人、そして日本人初のチャンピオンズ・リーグファイナリストの永里選手。おそらく以前もプレーを見たことがあるとは思うのだが、きちんと見るのは今回が初めて。この日は、後半からの途中出場で積極的なランニングでボールを導き出し、モッテルと言わざるを得ないでしょう、先制となる決勝点を決め、試合後はサイン攻め、写真攻め、完全なこの日のヒロインとなった。(試合が終わった途端、ピッチはドイツ的な無秩序状態となり、ロッカールームへと向かう選手と自由に絡むことができる。)
未だ行ったことは無いが、ポツダムはハンブルクから比べると疑いも無く田舎。日本人もほとんどいないのでは無いか。サッカー選手と言えども、練習時間は1日の内で数時間、私生活面で結構大変であることは想像に容易い。永里選手の日々のブログを拝見すると一発で分かるのだが、そのような環境下、自分が目指すべきものに向かって愚直に進んでいく姿が、その走る姿から少しでも垣間見えた気がして、例によって自分も日々精進しなければと思う日曜の昼下がりであった。
試合への影響も何のその、低予算で上げる為?長時間の移動をもろともせず、ヨーロッパ中を闊歩するチームバス。チャンピオンズ・リーグ連覇と共に、なでしこジャパンの来年ドイツでの栄冠を祈念して。永里選手、ナイスゴール!お疲れ様でした。
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