ニューヨークへ旅行に行くことを決めた際、まずチェックしたのはアンリが移籍したメジャーリーグサッカーのニューヨーク・レッドブル。では無く、ヤンキース。松井が居なくなったのは残念だが、野球の空洞化が叫ばれた頃、必ず対比して語られたのが大リーグに代表されるベースボール。日本に居る頃は、野球も人並以上に好きだった訳だが、ベースボールとは何ぞやということで、昨年できたヤンキースタジアムへ。ちなみに、レッドブルはベッカム所属のロサンゼルス・ギャラクシー戦でソールドアウトにつき、あきらめる。
この日の対戦相手である、デトロイト・タイガースには、昨年のワールド・シリーズ制覇の立役者で今シーズンからFAで移籍したジョニー・デイモンが所属する。この日は、移籍後初のヤンキースタジアムだったと想像されるが、第一打席に入る際にもの凄いスタンディング・オベーションが湧き起こり、オーロラビジョンで見る限り、それを受けた彼はヘルメットを取り声援に答えるのだが、完全に涙をこらえていた。言葉で表現することは難しいが、こういった瞬間の雰囲気がベースボールのベースボールたる所以なのでは無いかという気がする。
最近、野球を見に行ったのは未だ斎藤和巳がエースとして君臨していた頃なので、相当前なのだが。電光掲示板にあらゆる情報が掲示されている点に象徴されるように、試合開始前からとにかくファン・サービスに徹底しているなというのが一番の印象。楽天の球場のように、最近はベースボールを見習って野球もそうなって来ているとは思うのだが、この点は非常に見習うべきところである。twitterでも、つぶやいたが、まさしく夢の劇場、オールドトラフォードのベースボール番。と言っては失礼だが、それこそスポーツでは無く、観劇をしているようでもあった。
そういった情報から接していることが多いことは否定できないが、ヤンキースタジアムで見て感じたベースボールの雰囲気は、自分がイメージするアメリカの良さがそのまま表現されていたような気がする。そして、ヤンキースに日本人選手が居なかったのが残念極まりない。次回は、NBAかNFLを見てみたいな。
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