オーストリアはグラーツで行われた、ワールドカップ前の強化試合1、イングランド戦へ。ウィーンに前泊し、旨い日本食でスタミナを付け、電車で2時間半掛けて昼前に、グラーツへ到着した。駅前には、多くのイングランドサポーターと共に、たくさんの日本人サポーター。色々と会話したところによると、イギリスやスペインに留学中の学生、日本からこの試合の為だけに来た人、ウィーンに住んでいる人、デンマークに住んでいる人、そしてドイツに住んでいる我々と。まさしく、民間の海外組も頑張ってるぞ!と言わんばかりの勢い。
さて、試合内容の方ですが、既に報道されている通りの優勝候補、そしてフットボールの母国であるイングランドに対する善戦。岡田ジャパンとなってから、おそらくサポーターが納得できる試合と言うのは、ワールドカップ出場を決めた試合ぐらいだったのでは無いかと思うのだが、(そもそも、自分は初戦とオランダ戦しか見ていないのだが。)これぞ我らがセレソン、国を代表して戦うというのはこのような姿だというものをベンチ含めて見せてくれた。予選突破決定試合と目論んで現地観戦する、予選リーグ3戦目のデンマーク戦に行くにあたって、韓国に惨敗した辺りから薄々と2敗で迎える完全消化試合となるのでは無いかと危惧していたが、今日の戦いを見る限りは、カメルーン、オランダ、デンマーク何れともやれると思う。但し、ドイツ大会も大会前から数えて2試合目のドイツ戦は相当な内容の試合で、続くマルタ戦で崩壊してしまっただけに、長く続く合宿生活でどれだけメンタル面を維持できるかが重要な課題と言えるだろう。今回は、監督、コーチ何れも日本人。そこら辺は、ジーコ、トルシエ時代よりも上手くできる可能性は大いにあるのでは無いか。
この日ゲームが行われたグラーツは、オシムさんが生活されているところ。そして、オシムさんによって一時、ヨーロッパカップ戦の常連となったシュトルム・グラーツのホーム。そんなところで、日本vsイングランドという試合を見ていることがふと考えると何となく信じられないのであった。
グラーツと言う街は、小さい為、一緒に同行した先輩が泊まったホテルにイングランド代表が滞在し、その隣のホテルに日本代表が宿泊していた。ということで、日本代表を愛するサポーターの声を勝手に代表して、バス待ちして声を掛けようと待機し、サポーターも10人くらいしかいなかった為、ほとんど全員に声を掛けることができた。本来であれば、ミーハー的に全ての選手の写真を撮ることもできたのだが、そういうことはしないのが自分のポリシー。おそらく、韓国に負け徹底的に叩かれている我らが日本代表をとりあえず、拍手と頑張れ!で励ますことに努める。今から振り返ってみれば分かることだが、川島は声が掛けれらない程、気合いが入っていたのだが、既に先発が伝えられていたのだろう。能活と遠藤、そして岡田監督は特にファンに対する対応が素晴らしかった。今までは何となく、ふわっとしたものだったが、この日を経ることで南アフリカに行って代表をサポートする決意が新たなものとなった。ビバ!ニッポン!!
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