「ベスト4」へ向けての試金石と位置付けられたアウェイでのオランダ戦。渡独前日、岡田ジャパン初戦以来約1年半振りの代表選。森本は残念であったが、オランダで奮闘する本田の活躍を楽しみに、アウトバーンを一路オランダへ向かった。
岡田ジャパンが目指すサッカーは、いわゆるポゼッションサッカーだと聞いていたので俊輔、遠藤を中心として確かに前半はそのような形は作れていたと思う。このオランダ戦は相当に、注目が高かったようで誰もが前半は良かったという総括をしているので、そのような感想はさておき、「走る」ことを90分続けなくてはならないと指揮官が発言する一方で、我らがHSVのオランダ代表マタイセンがあんなのは90分続かないと。
ということで、しばらく考えてみたのだが、「走る」っていうのは中盤がトップを超えて行く、何人もがぺナルティエリアの中に入り込むということを指しているのでは無かったのかと、FWが第1のDFだ的な「走る」ってのはトルシエ的な「走る」なんじゃないのかと、そしてそういう守りの「走る」は90分続かないというのはサッカー界の定説なのでは無いかと。そして、見る限り俊輔を始めとして、そんなに走ってないじゃないかと。ボールを持っているキーパーに対して、連動しているのかもしれないけれど、猛然とダッシュしていく中村憲剛の姿は褒める価値はあれども、ワールドカップという舞台でそこから点が獲れるとは思えず又、そこまでしないと勝てない程、日本のサッカーはレベル低いですかと。結局、ボールを奪った後、どうするかが全く見えないのでサイドに回して、キーパーまで下げてしまうというヨーロッパでは即ブーイングもののサッカーをしてくれるなと。玉田も、岡崎も正直なところスペースを作って裏を取るという動きが出来ていなかった。高原なり、大黒なり、柳沢なり裏を取れる選手が必要なんじゃないでしょうか。少なくとも、本田にボールを回さないという志極クダラナイことを日の丸をつけてやるなと。
悪夢のドイツ大会から4年も待って、また力を出せずに帰ってくる我らがセレソンを見たくは無い。
ヨーロッパ中で奮闘する日本人が集結しましたと言っても過言では無いくらい、スタジアムには日本人の姿が多かったのであるが、オランダの地で君が代を歌えたことを含めて、やはり自国のセレソンをアウェイの地でビシッと応援できることがどれだけ幸せであるかを、第三者同士のビッグマッチを見続けている中で痛感した今日この頃である。日本万歳!!
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