モチベーションの話となると、科学の知識とビジネスの現場にはギャップがある。ビジネスにおける現在の基本ソフト(OS)は、外部から与えられるアメとムチ式の動機づけを中心に構築されている。これはうまくいかないし、有害な場合も多い。アップグレードが必要なんだ。科学者たちの研究成果がその方法を示している。この新しいアプローチには三つの重要な要素がある。一つは<自律性>-自分の人生を自ら導きたいという欲求のこと。二番目は<マスタリー(熟達)>-自分にとって意味のあることを上達させたいという衝動のこと。三番目は<目的>-自分よりも大きいこと、自分の利益を超えたことのために活動したい、という切なる思いのことだ。
◆カクテルパーティー向きのまとめとして、本書の概要で挙げられている文章をコピペしてみた。どうすべきかだけが問われ、何をすべきかは問われなかった時代を生きてきた我々より上の世代と我々とでは、小さい頃からPCに接してきたか否かという境もその大きな要因として根本的に目指していることが違うなと感じる今日この頃。個人的には、我々と次の世代にそのような大きな差は無いと思うのだが、その真相は我々が社会の中心となったときに分かるのであろう。若者は若者で我々のことを既にそのように見ているのかもしれないが。いずれにせよ、年齢には全く関係なく、実力がある人間のモチベーションを高め、皆で結果を出し続けていけるような組織にしていきたいものである。本人にとって不満とならない額を給与としてきちんと与えることを必要条件として、それ以外の部分で本人が働きやすい環境を造り続けていくこと。就業時間なんてマジいらない。
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