2012年9月、EU(欧州連合)加盟国27ヵ国中、25ヵ国目(残るは、ブルガリアとルーマニア)の訪問は、オーストリア、ハンガリー、クロアチア、イタリアと国境を接し、鍾乳洞など自然の美しさで有名なスロヴェニアへ。
スロヴェニアの首都リュブリャーナへは、ウィーンから世界初の山岳鉄道として知られ、世界遺産にも登録されているゼメリング鉄道で、ほぼ半日を掛けて移動。街を流れるリュブリャニツァ川と、リュブリャーナ城から見下ろす、赤瓦の屋根が連なる景色が実に素晴らしい。
翌日、電車でウィーンへ戻る途中にある、スロヴェニア第2の都市マリボルへ。ワインの名産地として知られ、ギネスブックにも掲載されている世界最古のワインの木があり、少なくとも400年以上前の木ではないかとされ、今もぶどうがたわわに実る。
毎年、収穫の時期に合わせて、「古いブドウの木の祭り」が盛大に催され、その昔、天皇陛下にもこのワインが贈られたとそうな。
マリボルは、ポルトガルのギマランイスと並んで今年の「欧州文化首都」に指名され、一年間にわたり集中的に各種の文化行事を展開しているはずだったが、この日は欧州の典型的な日曜日で、街でマラソンをやってる以外は目立った催しを目にすることは無かった。
1泊2日の、ほぼ半分を移動に費やし何かと忙しいスロヴェニアの旅であったが、今回訪れたリュブリャーナとマリボルはどちらもこぢんまりとして街の雰囲気が良く、忙しい中にも意外とゆっくりできたなと思う旅であった。リュブリャーナで食べた、夕食もうまかったなー
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