a memorandum（ハンブルク滞在記）

ワールド・トレード・センター

２００１年９月１１日、米国同時多発テロにより崩壊した、ワールド・トレード・センターの再建工事が進められている現場を訪れた。現場に近づくに連れ、何とも言えない気持ちとなり、周りは高層ビルが立ち並び、工事中であるが故に今となっても当時の様子が想像できてしまう。２０１２年に、プロジェクトの中核となるフリーダムタワーが完成するとのことであるが、改めてアメリカ経済、そして世界経済をグイグイ引っ張っていって欲しいものである。

ニューヨーク五番街のアップルストア

今、アメリカと言えばアップルと言っても過言では無いと思うのだが、以前はウォークマン等、敢えて日本製品を使い、i podは使わないというようなことをしていた輩（我）が居た時期もあったが、今となってはその代替品すら見つからない程の強烈なインパクトを残している。ということで、未だ一向に連絡も無いが、i phone4の予約購入を済ませ、i padも手に入れニューヨークにも連れて行った私が行ったのは、五番街にある24時間営業で有名なアップルストア。

活気とは、まさにこのことを言うのだろうなという程の店内の活気。そして、アップルの製品と建物のデザインの何とも言えない素晴らしさ。アップルの広告は素人目で見ても、昔からかっこよかったのだが、このアップルストアもまさしくかっこいいの一言に尽きる。

世界中から集まった様々な人が、アップルの製品に代表されるようなアメリカで次々と生み出されるサービスを利用しながら、新たなダイナミズムを作り出す姿がアメリカらしくていいなと、既にアメリカ信奉者になりつつあるような感想を述べてみる。

早く、i phone4来ないかな。自分のじゃないけど。

ニューヨーク・ヤンキースｖｓデトロイト・タイガース観戦記

ニューヨークへ旅行に行くことを決めた際、まずチェックしたのはアンリが移籍したメジャーリーグサッカーのニューヨーク・レッドブル。では無く、ヤンキース。松井が居なくなったのは残念だが、野球の空洞化が叫ばれた頃、必ず対比して語られたのが大リーグに代表されるベースボール。日本に居る頃は、野球も人並以上に好きだった訳だが、ベースボールとは何ぞやということで、昨年できたヤンキースタジアムへ。ちなみに、レッドブルはベッカム所属のロサンゼルス・ギャラクシー戦でソールドアウトにつき、あきらめる。

この日の対戦相手である、デトロイト・タイガースには、昨年のワールド・シリーズ制覇の立役者で今シーズンからＦＡで移籍したジョニー・デイモンが所属する。この日は、移籍後初のヤンキースタジアムだったと想像されるが、第一打席に入る際にもの凄いスタンディング・オベーションが湧き起こり、オーロラビジョンで見る限り、それを受けた彼はヘルメットを取り声援に答えるのだが、完全に涙をこらえていた。言葉で表現することは難しいが、こういった瞬間の雰囲気がベースボールのベースボールたる所以なのでは無いかという気がする。

最近、野球を見に行ったのは未だ斎藤和巳がエースとして君臨していた頃なので、相当前なのだが。電光掲示板にあらゆる情報が掲示されている点に象徴されるように、試合開始前からとにかくファン・サービスに徹底しているなというのが一番の印象。楽天の球場のように、最近はベースボールを見習って野球もそうなって来ているとは思うのだが、この点は非常に見習うべきところである。twitterでも、つぶやいたが、まさしく夢の劇場、オールドトラフォードのベースボール番。と言っては失礼だが、それこそスポーツでは無く、観劇をしているようでもあった。

そういった情報から接していることが多いことは否定できないが、ヤンキースタジアムで見て感じたベースボールの雰囲気は、自分がイメージするアメリカの良さがそのまま表現されていたような気がする。そして、ヤンキースに日本人選手が居なかったのが残念極まりない。次回は、NBAかNFLを見てみたいな。

アバクロ訪問記

念願叶い、Abercrombie & Fitch、略してアバクロのニューヨーク五番街店へ。銀座の直営店には行ったことが無く、ロンドンにあるらしい店舗にも行ったことが無く、出張でアメリカへ良く行く先輩からお土産でもらったり、お下がりでもらったりしかないのだが、デザイン的にはどストライク。実際にお店で買い物することが悲願だった訳だが、ようやく実現。

観光客でしょうか、地元っ子のニューヨーカーでしょうか、気合いを入れてオープン前に行ったときには、行列そして入場制限が掛かる程の盛り上がり。見る限り、五番街で一番の客の入りよう。ミーハー心を擽る。

そして、噂に聞いていた店頭に立っているというイケイケのお姉とお兄。既出だが、頼めばお姉がお兄との写真をポラロイドで撮ってくれる。

旅行の荷物は軽くがモットーな為、時間無制限一本勝負とはいかなかったものの、円高にも感けてそれなりにたくさんの自分へのお土産を購入。店内にいる店員はそれこそ皆イケメンで、煩いほどガンガンに音楽が掛かり、全ての商品に強烈な香水の匂い。五感の全てにアバクロを訴えていくそのやり方は、まさしくブランドの作り方のお手本ではないだろうか。見事にアバクロファンになったのは、言うまでも無い。近いうちにロンドンと銀座にも足を運びたいものである。