1997年以来、17年ぶりのAlstereisvergnügen。
説明しよう。
Alster = ハンブルクの美し過ぎる景観の中心、市民が愛するアルスター湖
eis = 氷
vergnügen = 楽しみ、喜び
ということで、HSVとザンクトパウリのハンブルクダービーと並び、ハンブルク滞在中に是非とも経験しておきたい待望のイベントAlstereisvergnügenが開催された。氷点下が続き、アルスター湖の氷の厚さが20cmとなったときにのみ開催され、今年の場合、金、土、日の3日間で延べ100万人とも言われる人が、ただ氷の上に乗るという至極単純なイベント。前回開催された1997年は氷の上に温かいワインやソーセージ等の屋台が出たそうだが、今年は凍り方が甘いとのことで屋台は氷の上では無く、湖の周りでの出店となった。人大杉。
ハンブルクに来て、今年で5回目の冬となるが、昨今の暖冬もあり、基本的に雪が降るようなことはほとんど無く、思われている程、寒くは無いのだが、異様に寒かった2年前の冬、雪も降るわ、気温も低いわで鬼のように寒かったのだが、そのときは官から公式なお達しが出ず、みな勝手連的に氷の上に繰り出し、今か今かとAlstereisvergnügenの開催を待ったものだが、その週末がピークとなり、結局その年の開催は無かった。このときの苦い経験が、今回の官の迅速な意思決定を促したのは想像に容易いが、実際、今年もこの週末を境に気温が上昇し、アルスター湖の氷は烈しく溶け始めている。
人大杉。
ハンブルクに来て4年が経過し、本当に色々なことを学ばせてもらっているが、歴史も文化も何もかも前提条件が全く異なるが、日本だったらどうなるだろうなぁと想像し、例えば自分がハンブルクに来たその年の冬にAlstereisvergnügenが開催されたとして、今回のようにドイツ人と同じようにエンジョイできただろうかなぁと。人生をエンジョイするという観点から見たときに、日本に居たときとは明らかに価値観が変わったなぁと思う、今日この頃である。
単に、自分がミーハーであるという点は否めないが、人大杉。
残すは、1982/83シーズン以来となる、HSVのマイスターシャーレ獲得のみだ。キリッ。
最近のコメント