学生時代、いわゆるブランドマネージャーに憧れた時期もあり、自分の予算(組織を含め)を使って、プロダクトのシェアという形で週次?でフィードバックされるような仕事を面白そうだなと思っていた。時は経ち、すっかり管理側の人間となってしまったが、広告の費用対効果(ROI)に相当な疑問を抱えていた。現状より、予算を増やせば売上は上がるのか?と。逆に、予算を減らしても売上はそんなに変わらないのじゃないか?と。勿論、利益云々を抜きとすると広告はやらないよりもやった方が良いのは理解でき、広告の目的が、短期的な売上のみで無いことも分かるが。
マクドナルド、フォード、P&Gといった30社を超す一流企業を対象とするリサーチの結果、アメリカで使われる広告経費約3,000億ドルのうち40%近くの1,200億ドルが実際に無駄になっており、19%の広告はまったく効果が無く、67%は追加出費無しで大幅に改善できることがわかった。
本著では主として4M(モチベーション、メッセージ、メディア、マキシマイゼーション)が解決手法として挙げられているが、自分が理解したのはやはり、いかにして広告の効果をロジカルに把握するのかとそれを踏まえた上での実行、まさしくplan do see以外の何ものでも無い。そして、広告の効果を全て把握しきるのは基本的に無理だということ。
そう考えると、改めてブランドマネージャーが魅力的に見えてきた・笑
費用対効果が23%アップする 刺さる広告―コミュニケーション最適化のマーケティング戦略 | |
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投稿情報: przeprowadzkilodz | 2013/02/17 08:55