1887年に発足し、ドイツで最初に創設されたサッカークラブでブンデスリーガ設立以来、1度も2部に降格したことが無い名門、我らがハンブルガーSV。前節までは、ドルトムントやバイエルン、ブレーメンとのアウェイでの負けを含めた1分4敗だった為、初の降格云々を意識したサポーターは居なかったと想像できるが、さすがに今日の負けは降格、残留争いというものを意識せざるを得ない結果と内容。以前から言っている様に、個々の選手のポテンシャルは高いのだが、どうやって攻めるのかが前監督フェーのおっさんの時代から全く見えない。昨シーズンの途中、フェーのおっさんの後を継いでから今に至るまで未だ1勝しかしていない暫定監督エニングも、今日負ければさすがにクビだと皆密かに期待していたと思うのだが、どうやら続投するらしい。だいたい、これだけ結果が出ていないのにメンバーをほとんど変えないのが全く理解できない。次節は、前々監督ラヴァディア率いるシュツッツガルトでのアウェイ戦。頼むよ、ラヴァディア。
相手が古豪メンヘングラートバッハということもあり、この日もスタジアムは大入り。観客動員数はヨーロッパの中でもトップクラスにあり、安くて若い選手を獲得して高く売ることに長けてることから、相当儲かっているらしいHSV。悪く言えば、そこに胡坐をかいて必要な投資をせず(特に監督)、チャンピオンズリーグ戦線に絡んでいけていないのが昨今の状況。今、思えばかなり偉大だったが、ファン・ニステルローイを獲った辺りは、路線の変更が垣間見え、サポーターとしてもワクワクを感じることができていたのだが、チェルシーから鳴り物入りで入ってきたディレクターのアルネセンがその健全経営をさらに強くしているように思える。やり方として間違ってはいないのだろうが、豊富な資金力を生かして、戦力を整え、少なくともヨーロッパリーグには毎年出るような戦い方をしていって欲しいものである。ドルトムントやブレーメンのような色は無いが、強い、というのがHSVの在り方だと個人的には思う。まず、監督を変えよう。
今シーズンより、メンヘングラートバッハの一員となった大津はこの日もベンチ外。
頑張れ!
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