ウィキリークス騒動の時点で、誠に恥ずかしながらウィキリークスの存在自体を知らず、猛省を期した訳だが、日本のマスメディアにおいても「暴露サイト」と報じられているように、その意味について理解している日本人は少ないのでは無いかと思う。本著の題名にも挙げられているように、ウィキリークスを境に以前、以後と将来区分できる程ウィキリークス騒動の持つ意味は大きなもののようであるが、そのような世界の流れから全く持って遅れを取っているのが日本のいわゆるマスコミ。単なる、政府や官(あるいは民)の御用聞きであることは著者である上杉さん等がメルマガやツイッター、メルマガを媒体として積極的に発信されている情報を通して、ようやく分かりつつあるのだが、従来からの日本のマスコミの在り方が今の日本の在り方にかなりの部分で悪い影響を与えていることを十分認識した上で、良質な情報を自分で獲りに行くことが今、必要なことかなと改めて思う。それにとって、昨今のFacebookの認知度アップによる、リアルな繋がりを背景としたコミュニケーションの増加は、自分にとって非常に有益なものだ。
ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命 (光文社新書) | |
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