ブダペストにあるハンガリーの国会議事堂へ。ハンガリーは、欧州連合EUに加盟しているが、通貨はユーロでは無くフォリントForintというものが使用されている。
スロヴァキアにユーロが導入されたのが2009年1月であるが、ハンガリーは長年の財政赤字状態が原因でユーロへの参加が果たせていない。欧州連合EU加盟国が、ユーロに参加するための、インフレ率、長期金利、財政赤字などで示される一定の基準を充たすことができていないようだ。2010年12月にムーディーズより、Baa1から「投資適格の最低水準」であるBaa3への今流行りの2段階格下げを喰らい、ギリシャを筆頭としたEUの懸念国として度々登場している。ちなみに、街中ではレストランなど基本的にユーロで支払うことが可能で、旅行はユーロだけでも可能と思えるぐらい流通している。
詳しく調べた訳では無いが、EU(あるいはユーロ)加盟国はドイツ、フランス、イタリアを筆頭として現状、ほとんど思いっきり財政赤字状態にあり、どうやら1年毎に財政赤字対GDP比%という指標で各国政府目標を立て、それとの比較でどうのこうのとつじつまを合わせているようだ。ギリシャは2010年の財政赤字が政府目標を大きく上回り且つ既に政府債務残高が対GDPで142.8%に及び、こちらも残念ながら政府目標を大きく上回ってしまっているので、今まさにどうのこうの言われているのだ。
ということで、中欧の大国(と感じた。)ハンガリーの早期ユーロ導入(それが、観光客増、結果として国の収入増に繋がることは間違い無い。)と単一通貨ユーロを含む、欧州連合EU及び加盟各国の繁栄を願うばかりの今日この頃。と大きく出てみたが、日本は大丈夫か?
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