その題名を見るだけで、ソニーを反面教師として云々という内容であることが容易に想像できるが、私の履歴書の如く、ソニーそしてグーグルで歩んだ著者のこれまでのビジネスマン生活を振り返る内容。我々の世代にとって(少なくとも私は)、ソニーと言えば泣く子も黙るトップブランド。アップルのよろしくない時期も知っているので、個人的には今でもアップルよりもソニーのブランドイメージの方が良い。以前、ソニーだからという理由だけでかなり長い間i Podでは無く、ウォークマンを利用させて頂いた。はっきり言って、ソニーファンである。
「自由闊達にして愉快なる理想工場」として、創業時から数々の伝説を持つが、どのようなビジョンを示すかという点でソニーほど、トップが重要な企業もそう無いだろうなと改めて思う。そういう意味で、いかにグローバル企業と言えども日本人がトップでないことは今のソニーにとってあまり良いことでは無いのだろう。おそらく、優秀な方々が何人も次に控えていらっしゃるのだろうけれども。ソニーには本当に、頑張って欲しいものである。
グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた | |
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