南アフリカは、ルステンバーグで行われた我らが日本代表が予選グループ突破を決めた日本vsデンマークを観戦して参りました。現地に行く前は、「消化試合」と揶揄されたカードでしたが、信じる者は救われる、2002ワールドカップの日本vsベルギー戦を超える、生涯随一の試合に巡り合えることができました。
この日は、ヨハネスブルグのホテルを午後1時頃出発し、バスで陸路3時間程、今回の試合開催都市で本当にスタジアム以外に何も無いと言われたルステンバーグに到着、将来語り継がれることとなるであろうスタジアムです。スタジアムからほんの少しあるけば、民家。新築したのか改築したのかは定かではありませんが、このスタジアムが今後どのように利用されるのかは若干、気になるところ。
さぽ村には、ウルトラスの皆さんが多数参加されており、参加者からカンパを集めて団幕を作成し、当日会場を訪れた日本サポーターに寄せ書きをお願いする等、日本の勝利の為に、精力的に活動をされていました。ワールドカップに出場することは当然となりましたが、アウェイのどの試合にも駆けつけるという彼等の存在なしには現在の日本サッカーの地位を築けることは無かったのだろうと。素晴らしいです。
日本vsデンマークというカードは、第三者的に見ればB級カードであることは否定できません。スタンドは、日本からのサポーター、デンマークからのサポーターそして、地元の人と3パターンに分けられます。言われる迄、そのような感覚は全く無かったのですが、ウルトラスのリーダーが「地元の人をいかに日本側にできるか、ホームの雰囲気を如何に作るかが勝負だ。」と。確かに、ということで。スタンド入りする迄の約2時間、ビールを片手に自分も楽しみながら、日本から来た客寄せパンダの如く、色々な人に積極的に絡み、一緒に写真を撮るという単純な方法ですが、日本サポーターを増やし、勝利に繋げることに尽力。自分以外の日本サポーターも同じ行動を取り、その結果と代表のパフォーマンスを合わせて、スタジアムのとても良い雰囲気を作ることができました。日本がリードした前半の途中で、ウェーブが湧きおこる程、盛り上がっておりました。
今回、歴戦の色々な方とお話をさせて頂きましたが、ドイツ大会は、日本サポーターは例の結果もあり、皆、下を向いて帰っていたと。ただ、サポーターはどんな試合であっても常に笑顔で楽しまなければならないと。それが、ワールドカップであり、4年に1度の世界最大の祭りであると。日本代表が出場するようになって4回目。日本のサポーターも選手たちと共に一回り大きくなった南アフリカ大会だったのでは無いかと思います。
現地まで、決して少なくないリスクを負って、我らが日本代表の勝利の為に、足を運んだサポーターのみなさま、そして勝利を勝ち取った、選手、裏方を含めたスタッフの方々。常日頃からサッカーが好きで、日本から念を送られたサポーターのみなさまお疲れさまでした。これから、また4年間楽しみながら頑張りましょう!
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