数あるダービーマッチの中で、ルール工業地帯を舞台とした欧州屈指のルールダービー(ドルトムントvsシャルケ)を体感しに、アウトバーンで一路、ドルトムントへ。ゲームを楽しむよりも、スタジアムを中心としたその街の雰囲気を楽しむ為に、サッカー観戦をしている部分が大半を占めるのだが、ドルトムントという街は今まで体験したことの無い、これぞブンデスリーガ!という8万超の男声が織り成す最高の雰囲気を醸し出していた。オールドトラフォードが夢の劇場と語られるが、その姿はまさしくオペラ。
試合の方は、今シーズンより名将マガトを迎えて復刻を目指す、シャルケが終始試合を有利に進め、これまたドイツらしい粛々と1vs0での勝利となった。
今まで数あるスタジアムを訪れてきたが、特筆すべきはアクセスとはけの良さ。日本では、国立がトップであるが、スタジアムからスムースに出れるか、電車にスムースに乗れるかというこの2点、サンシーロとは雲泥の差。そして、スタジアム全体の面積のコンパクトさは見習うべきものがある。客席を急勾配にするというのは基本であるが、縦のスペースが飛行機の座席のように完全に1人分しか無く、隣の人に立ってもらわないと移動できない、その造りがこの大きさでこのキャパシティを生み出しているのだと。
初めて、ドイツ南部のスタジアムを訪れた訳であるが、一切の無駄なく、サッカーを楽しむだけにあるんだなという印象を受けた。やはり、ブンデスリーガ侮れませんなと。
最近のコメント