日本人の「個人金融資産」が1,500兆円にも上り、超低金利の定期預金や郵便貯金に塩漬けになっている現象をひたすら嘆くという内容。個人的には、サブプライムローンを発端とした株式市場の低迷が懐を直撃し、過去の収益を一掃するほどの損失を抱えており、投信で儲かり捲っている友人の話やFXによる何億円という未申告を一罰百戒されている人が続出しているニュースを見聞すると、冬のボーナスが入った頃に日本株一辺倒の投資スタイルをそろそろやめて、新興国を対象としたアクティブ投信と一時的に円高に触れているFXでスワップ金利を狙いに行こうかと思っている今日この頃。完全に、過去の損失を取り戻そうとしている思想がいかにも投資家的で危ないのだが・・・ 確かに、日本の公的年金はいかに「運用する」かという概念が完全に抜けているなと思った今日この頃。1,500兆円という額はオイルマネーや中国マネー如き、完全に凌駕する恐るべき可能性を持つという。この話になると、どうしても国がどうこうでは無く、いかに自分が逃げ切るかという発想になってしまうのは何故だろう。所詮、虚業、ゼロサムゲームの世界であるからだろうか。
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