本著では、行動ファイナンス(behavioral finance)は、「ファインスにおける意思決定に当たって、実際に人々がどのように行動するかについて研究するもの」と定義されている。
本来は、そうあるべきでは無いのだが、過去の経験は、現在のリスク判断に影響する。例えば、2,000円で買った株が1,500円になったとしても将来、2,500円になると思えばナンピンすればいいのだが、既に500円の損をしているという事実がそれを躊躇わせる。株を始めて3年になるが、改めて考えてみると中長期的には株価は企業価値を反映していくのだろうが、短期的には市場に参加している各プレーヤーが、自分の持つ情報を利用して他のプレーヤーの意思決定の逆を行くこと(もしくは、他人の意思決定に乗る。)ことをしているんだなと思った。現在3,000円で将来的には5,000円になる株も道の途中では必ず下がるときがあるから、下がる前に売り、下がった後に改めて買い、5,000円を目指した方が利益は当然大きくなる訳で。ただ、5,000円を目指す株をできるだけたくさん見つけて、買って放置するのがあくまでも目指すところだな。
●「後悔への恐怖とプライドを保とうとする心理は、投資家がパフォーマンスの良い株式を早く売却しすぎ、パフォーマンスの悪い株式を長く持ちすぎる傾向に表れている。これを気質効果(disposition effect)とよぶ。」
すなはち、1年経ったら2倍になる優良株を即効で売り、1年経っても底値をさまよっている糞株を損きり出きずに塩漬けにしてしまうという。すみません。
最近のコメント