「カズヘの手紙」でも書かれているように、「キング」ペレが在籍したチームとして有名なサントスにサンパウロから約1時間半、高速バスで行ってきた。(何故か、行きも帰りも警官が同乗していたのはさておき。)その日は、月曜で試合はやっていなかったのだが、自分の足は自然とスタジアムへ。当然のように、ペレの銅像があったのだが、ここは我らが「キング」、三浦知良がブラジル有数のウイングとして名を馳せた地。自他共に認めるカズマニアとして、この地に足を運んだのはかなりのレベルであろう。(他人から見れば、完全なアホであることは間違いないが。)
サントスと1回目に契約したときは、全く試合に出れずに戦力外となり、他の複数のチームを経て、新たにサントスと契約をしたというのは有名な話だが、高校を中退し、単身でブラジルに渡り、そこで認められるということが、言葉で表現すると陳腐ではあるが、どれだけ大変なことか。英語が全く通じないという1つの事実からだけでも、それを感じることができた。今年は移民100周年。サントスは、初めて移民が降り立った地として有名であるが、広大なビーチがあり、サンパウロと比べると人も気さくで(天気が最高だから、そう感じただけかもしれないが。)、10代で日本を出て、こういう環境でサッカーを通じて成長をしてきたあの人は、それは普通の日本人とは違うわな。と、今思うと妙に納得できるのであるが、とりあえずサンパウロのここに行っていないことに今気付いてしまった訳である。
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