毎年恒例のイースター(復活祭)、スタジアム巡り。一昨年の、トリノ、ミラノ、マドリッド、昨年のリヴァプールを経て今年は熱くて、熱すぎて有名なカターニャホームのシチリアダービーに。
カターニャのスタジアムは、街の中央から歩いて行ける程良い立地。パレルモのサポーターは危険極まりないということで蚊帳の中に入れた上で、359度完全ホーム状態。みんなが声を出し、ブーイングをし、この日の陽気な気候と相まって今までに経験したことのない、非常に良い雰囲気のスタジアムだった。特筆すべきは、相手のゴールキーパーのゴールキックに合わせて、「オー、○×△!」と汚い言葉を浴びせるというコール。最高。
今シーズン、パレルモはチャンピオンズリーグ出場圏を争う程の好調さを保ち、ようやく降格圏内を脱したカターニャとは実力で差を持つものの、この日は先制ゴールに追加点で完封の2vs0で快勝。フリーキックでハットトリックを決めた伝説の将ミハイロビッチのサッカーは非常に攻撃的で魅力を持ったものであった。
2年前のイースター、サンシーロで行われたインテルvsユーベはミラノ市民限定試合となり試合が見れなかった訳だが、2007年の同カードに置いてサポーター同士の衝突により警官が死亡するという因縁を持つこの日のカターニャダービーもデジャブの如く、事前情報ではシチリア市民限定試合となったらしく、チケットの確保ができないままシチリア島に降り立った。そして、既に限定試合の経験を持つ我々は見れないことを確信しながらも足跡を残す為にスタジアムへ向かった。まず、期待したダフ屋は皆無。やはりと諦めかけ訪れた公式のチケット売り場で、「タバキ!」と別の人も「タバキ!」と、さすがイタリア人、適当極まりないと思いつつ、向かったスタジアム近隣のタバコ屋で難なく定価でチケットが買えた。何で買えるんだ。適当極まりない。
同棲を公言し、公私共に絶好調な森本(以下、森さん)は残念ながらこの日2点を挙げたロペスの陰に隠れてベンチを温めたまま。も、試合中に相手選手からヤジられ?熱くファイトしておりました。森さんが外れることはあり得ないので?南アフリカでの再会を期待しております。そして、引き続きイタリアの地で体張って行って下さい。応援してます。
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